ドイツの1月税収は前年比8.9％増、先行指標は厳しい景況反映

ドイツ財務省は２５日発表の月次報告で、１月の連邦・州政府の税収が前年同月比８．９％増加し、総税収が６６７億ユーロ（６９７億２０００万ドル）になったと明らかにした。写真は２０２３年１１月、フランクフルトで撮影（２０２５年　ロイター/Kai Pfaffenbach）

Maria Martinez

[ベルリン　２５日　ロイター] - ドイツ財務省は２５日発表の月次報告で、１月の連邦・州政府の税収が前年同月比８．９％増加し、総税収が６６７億ユーロ（６９７億２０００万ドル）になったと明らかにした。

ただ、経済の先行指標は引き続き厳しい経況を反映していると指摘した。

昨年まで２年連続でマイナス成長だったドイツは、２３日の総選挙を受けて連立政権樹立までの数カ月にわたり経済が不確実性に直面し、停滞が長引くとみられている。

２つの主要経済研究所が２０２５年は３年連続のマイナス成長になると予想しており、実現すれば戦後最長の低迷となる。

報告によると、税務専門家らは２５年の税収を前年比３．８％増の８９３８億ユーロと予想している。