北朝鮮、AUKUS原子力潜水艦取引で米を批判
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2月20日、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、米英豪が2021年に立ち上げた安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」に基づくオーストラリアへの原子力潜水艦導入について、「地域の平和への脅威」だとし、米国を批判した。写真は、ポイントロマ米海軍基地。2023年3月、カリフォルニア州サンディエゴで撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
[ソウル 20日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は20日、米英豪が2021年に立ち上げた安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」に基づくオーストラリアへの原子力潜水艦導入について、「地域の平和への脅威」だとし、米国を批判した。
KCNAは、AUKUSと日米韓の3カ国安全保障協力を取り上げ、米政府は核同盟の結末を警戒すべきだとする見解を伝えた。
AUKUSの下で、オーストラリアは米国の潜水艦産業の発展に30億ドルを投資し、米国はバージニア級原子力潜水艦数隻を2030年代初頭にオーストラリアに売却する。オーストラリアは最近、この取引に基づいて米国に最初の5億ドルを投資した。
KCNAはまた、米国は北朝鮮を地域における覇権確立の障害と見なしており、北朝鮮を含む核保有国はそれを黙認しないと主張した。