トランプ氏の紛争終結計画、ロの再侵略抑止が重要 ゼレンスキー氏
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ウクライナのゼレンスキー大統領は9日放送のインタビューで、トランプ米大統領によるウクライナ紛争の早期終結計画について、戦闘を停止するだけでなく、ロシアによる侵略が再び起こらないことを確実にする必要があるとし、安全保証の重要性を強調した。キーウで7日撮影(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[9日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は9日放送のインタビューで、トランプ米大統領によるウクライナ紛争の早期終結計画について、戦闘を停止するだけでなく、ロシアによる侵略が再び起こらないことを確実にする必要があるとし、安全保証の重要性を強調した。
英ITVに対し「紛争の凍結はさらなる侵略を何度も繰り返すことになる」とし、それはウクライナとトランプ氏の双方にとって敗北になると指摘。
「トランプ氏は戦闘を終結させるだけでなく、プーチン(ロシア大統領)がわれわれに二度と戦争を仕掛けられないようにする必要がある」とし、「それが勝利だ」と述べた。
その上で「米国と欧州がわれわれを見捨てず支援し、安全の保証を提供してくれるという理解があれば、(ロシアとの)どのような形式の会談にも応じる用意がある」とした。
選挙実施の可能性については、戒厳令の主要な条項の解除が必要になり、国家が危険にさらされるとして、戦闘が停止されるまで行わない方針を改めて示した。プーチン大統領はゼレンスキー氏が任期を超えて大統領にとどまっているため、いかなる協議においても正当性がないと主張している。