ガザのパレスチナ人移住構想、イスラエル首相がトランプ氏称賛
2月5日、イスラエルのネタニヤフ首相はFOXニューヨークとのインタビューで、パレスチナ自治区ガザのパレスチナ人を他の地域に移住させるトランプ米大統領の構想について、問題はないとの認識を示した。米ホワイトハウスで4日撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
Kanishka Singh
[ワシントン 5日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は5日、FOXニューヨークとのインタビューに応じ、パレスチナ自治区ガザのパレスチナ人を他の地域に移住させるトランプ米大統領の構想について、問題はないとの認識を示した。
トランプ氏はガザのパレスチナ人を他の地域に再定住させた上で米国がガザを所有する構想を提案。国際社会から批判が相次いでいる。
ネタニヤフ氏は米国がガザを所有する案については明確なコメントを避けたが、「出て行きたいガザ住民は出て行けるようにする」という考えを支持すると発言。
「何が問題なのだ。出て行ってもいいし、戻ってきてもいい。移住して戻ってきてもいい。だが、ガザを再建する必要がある」と述べた。
ネタニヤフ氏は、ガザのイスラム組織ハマスと戦うために米軍を派遣したり、米政府が再建費用を拠出することをトランプ氏が示唆したわけではないと考えていると発言。
「私がこれまで聞いた中で初めての名案だ。素晴らしいアイデアであり、本格的に追求、検討、実行されるべきだと思う。全ての人にとって異なる未来を創造できると思えるからだ」と述べた。