ニュース速報
ビジネス

日経平均は3日続伸、ハイテク株買い 円高で伸び悩む

2025年02月06日(木)16時38分

 2月6日、 東京株式市場で日経平均は、前営業日比235円05銭高の3万9066円53銭と3日続伸して取引を終えた。 東京証券取引所で1月撮影(2025ねn ロイター/Issei Kato)

[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比235円05銭高の3万9066円53銭と3日続伸して取引を終えた。前日の米国株式市場で半導体株が上昇したことを受け、ハイテク株全般がしっかりとなったほか、好業績銘柄に対する物色意欲が強かった。ただ、田村直樹日銀審議委員の発言が伝わるとドル/円相場が円高に振れ、伸び悩んだ。

金利低下を背景にした米国株式市場のハイテク株上昇が好感されたものの、日銀の利上げの道筋に関する田村委員の発言が円高圧力となり、ドル/円は午前に一時151円台まで円高に振れ、上昇の勢いが鈍った。

市場では「半導体関連株の上昇は明るい材料だが、その一方でドル安/円高が株価の頭を抑える。方向感がない状況が続きそうだ」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれた。

テクニカル面では、3万8900円台に位置する5日移動平均線と3万9200円台に位置する25日線が戻りの目安として意識されており「当面は両移動平均線に絡んでの動きになるのではないか」(神谷氏)という。

TOPIXは0.25%高の2752.2ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.25%高の1416.57ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆5201億6000万円だった。

東証33業種では、値上がりは空運、その他製品、証券・商品先物取引業など27業種、値下がりは保険や輸送用機器、銀行など6業種だった。

個別では、東京エレクトロンなど半導体関連株が堅調となったほか、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループなどが高いが、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループなどがさえない。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.33%高の670.13ポイントと、上昇した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1192銘柄(72%)、値下がりは394銘柄(24%)、変わらずは54銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 39066.53 235.05 38977.58 38,851.51─39,190.13

TOPIX 2752.20 6.79 2753.34 2,747.17─2,769.42

プライム指数 1416.57 3.49 1416.79 1,414.03─1,425.35

スタンダード指数 1286.45 12.08 1277.44 1,277.29─1,286.80

グロース指数 858.47 17.29 842.28 842.28─858.51

グロース250指数 670.13 15.25 655.72 655.72─670.19

東証出来高(万株) 217270 東証売買代金(億円) 45201.6

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

仏ペルノ・リカール、売上高予想を下方修正 中国の関

ワールド

攻撃的発言の中国外交官、欧州問題担当特別代表に就任

ワールド

習主席、タイ首相と会談 関係強化で世界の不確実性に

ワールド

ガザ住民の「自発的退去」計画、イスラエル国防相が軍
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 3
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 7
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮…
  • 8
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 9
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 10
    【USAID】トランプ=マスクが援助を凍結した国々のリ…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 7
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中