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ケネディ厚生長官候補の承認否決訴え、キャロライン氏が上院に書簡

2025年01月29日(水)10時21分

 1月28日、元駐日大使のキャロライン・ケネディ氏(写真)は、いとこのロバート・ケネディ・ジュニア氏の厚生長官就任に反対するよう求める書簡を上院議員に送った。2022年5月、ボストンで撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)

Stephanie Kelly

[28日 ロイター] - 元駐日大使のキャロライン・ケネディ氏は28日、いとこのロバート・ケネディ・ジュニア氏の厚生長官就任に反対するよう求める書簡を上院議員に送った。ロバート氏のことを「捕食者」と呼び、医療に関する見解が「危険」だと訴えた。

トランプ大統領が厚生長官に指名したロバート氏は、ワクチンの安全性と有効性について長年疑問を投げかけてきたことで知られる。就任に上院の承認が必要で、投票に先立ち29日に公聴会が開かれる。

キャロライン氏は書簡で、ロバート氏が自身の利益のためにワクチンを接種しないように呼びかけたと指摘し、厚生省を率いるだけの医療、財務、行政の経験がないと訴えた。

ロバート氏の広報担当者にコメントを求めたが、返答はなかった。

キャロライン氏はXに投稿した動画で、上院議員に宛てた手紙を読み上げながら、ロバート氏が「今日に至るまでの人生で偽り、うそをつき、ごまかし続けている」などと批判した。

ロバート氏は上院財政委員会の書面証言で、自分は「反ワクチン」でも「反産業」でもなく、「ワクチンは医療で極めて重要な役割を担っている」と確信しているとし、自身の子どもも予防接種を受けていると主張した。

ロバート氏は反ワクチン接種団体「チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス」を率い、ポッドキャスター、レックス・フリードマン氏との2023年のインタビューでは、安全で効果的なワクチンはないと語っていた。

ロイター
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