ルビオ氏の中米歴訪、中国に対抗する狙い＝米国務省報道官

　１月２８日、米国務省のブルース報道官は、ルビオ国務長官（写真）の中米歴訪について、中国に対抗することが目的の一つだと述べた。ＦＯＸビジネスのインタビューに応じた。１月２１日、ワシントンで撮影（２０２５年　ロイター/Elizabeth Frantz）

Kanishka Singh　Simon Lewis

[ワシントン ２８日 ロイター] - 米国務省のブルース報道官は２８日、ルビオ国務長官の中米歴訪について、中国に対抗することが目的の一つだと述べた。ＦＯＸビジネスのインタビューに応じた。

ルビオ氏は就任後初の外遊で、パナマ、グアテマラ、ドミニカ共和国、コスタリカ、エルサルバドルを歴訪する予定。トランプ大統領は、太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河を「取り戻す」と表明している。

ブルース報道官は「今回の訪問の目的の一つは中国に対抗することだ」と語った。

ルビオ氏が運河問題でパナマに「強制的にルールを課す」かとの質問には、「問題はルールを課すことではない。関係構築の問題であることは明らかだ。他国を威圧するのではなく、米国とのパートナーシップが信頼でき、他の良好な関係と同様に利益をもたらすものだと明確にすることが重要だ」と答えた。

トランプ氏は、１９９９年に米国がパナマに運河の管理権を移譲した際に交わした中立の誓約をパナマが破り、中国が運河を運営しているという虚偽の主張を展開している。