ニュース速報
ワールド

米当局、不法移民取り締まりでニュージャージー州の職場捜査実施

2025年01月24日(金)14時28分

 1月23日、ニュージャージー州ニューアークで、米移民税関捜査局(ICE)が職場への強制捜査を行い、不法移民と米市民を一斉検挙した。ICE本部、ワシントンで18日撮影(2025年 ロイター/Vincent Alban)

Kanishka Singh

[ワシントン 23日 ロイター] - ニュージャージー州ニューアークで23日、米移民税関捜査局(ICE)が職場への強制捜査を行い、不法移民と米市民を一斉検挙した。

ニューアーク市は移民保護の「聖域」とされ州内でもっとも人口の多い都市。一斉捜査はトランプ氏が20日に不法移民取り締まりの大統領令を発したことを受けて行われた。

ラス・バラカ市長は、ICEの捜査官が令状を提示せず不法滞在者と市民も拘束したと非難した。

拘束者の中には、軍の文書の正当性を疑われた退役軍人もいたという。

ICEの広報担当者は「本日のニューアークでの職場捜査のように、身元確認のために身分証明書の提示を求める可能性がある」と述べ、今回の件については調査中と述べた。

市長は今回の捜査は憲法に定められた国民の権利の侵害だと主張。市長もICEも捜査対象となった企業名は明らかにしていない。

ホワイトハウスのキャロライン・リービット報道官はXに、トランプ政権が23日に538人を逮捕し、全員が「不法移民の犯罪者」だと投稿した。中にはベネズエラの刑務所ギャングのメンバーや性犯罪で有罪判決を受けた人も含まれるとしている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

三菱UFJ銀、普通預金金利を0.2%に引き上げ 日

ビジネス

今後も見通し実現なら利上げ、ペースや時期は経済・物

ビジネス

LGエナジー、EV需要鈍化で設備投資削減へ 第4四

ワールド

日本人男児刺殺で初公判、中国外務省「法に従い審理」
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの頭の中
特集:トランプの頭の中
2025年1月28日号(1/21発売)

いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵を「いとも簡単に」爆撃する残虐映像をウクライナが公開
  • 3
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ人の過半数はUSスチール問題を「全く知らない」
  • 4
    いま金の価格が上がり続ける不思議
  • 5
    煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄…
  • 6
    「後継者誕生?」バロン・トランプ氏、父の就任式で…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    欧州だけでも「十分足りる」...トランプがウクライナ…
  • 9
    電気ショックの餌食に...作戦拒否のロシア兵をテーザ…
  • 10
    【トランプ2.0】「少数の金持ちによる少数の金持ちの…
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 3
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵を「いとも簡単に」爆撃する残虐映像をウクライナが公開
  • 4
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ…
  • 5
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 6
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの…
  • 9
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 10
    「バイデン...寝てる?」トランプ就任式で「スリーピ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中