トランプ氏、BofAとJPモルガンを批判 保守派と取引せずと主張
トランプ米大統領は23日、金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)とJPモルガン・チェースのトップが保守派に銀行サービスを提供していないと批判した。写真はJPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)。2023年12月撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
[23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)とJPモルガン・チェースのトップが保守派に銀行サービスを提供していないと批判した。証拠は示さなかった。
トランプ氏は世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)のリモート演説後、質疑応答で、保守派から銀行との取引が許されないという不満が聞かれるとし、「こうしたことは間違っている。保守派に銀行が開かれることを望む」と語った。
トランプ氏の発言を受け、BofAの広報は電子メールで「当社は7000万人を超える顧客にサービスを提供し、保守派を歓迎しており、政治的なリトマス試験はない」とした。
JPモルガンの広報も「政治的な理由で口座を閉鎖したことは一度もなく、今後も決してない」とした上で、「金融犯罪に対処する米国の能力を維持しつつ、規制の曖昧(あいまい)さをなくす方法について新政権や議会と協力する機会を歓迎する」という見解を示した。