トルコ、スキーリゾートホテル火災で11人拘束 死者79人に

1月22日、トルコ当局は北西部ボル県のスキーリゾートにあるホテルで21日に発生した火災を巡る捜査の一環として、11人を拘束した。トルコのボル県で21日撮影(2025年 ロイター/Murad Sezer)
[アンカラ 22日 ロイター] - トルコ当局は北西部ボル県のスキーリゾートにあるホテルで21日に発生した火災を巡る捜査の一環として、11人を拘束した。トゥンチ法相が22日に明らかにした。
この火災では79人が死亡、数十人が負傷している。
法相によると、拘束者にはボル県の副市長、地元消防署長、ホテルのオーナーと支配人が含まれる。
イェルリカヤ内相は21日、この火災で76人が死亡したと発表したが、ボルの検察当局は22日、DNA鑑定の結果を受けて死者数を79人に更新した。
火災はカルタルカヤスキーリゾートにある12階建てのグランド・カルタル・ホテルのレストランで午前3時30分(日本時間午前9時30分)ごろに発生、窓から飛び降りた宿泊客もいた。
ホテルには238人が宿泊していた。
宿泊客の中には火災報知器が鳴らなかったと話す人や暗闇の中、煙で充満した廊下を移動しなければならなかったと語る人もいた。
地元メディアの報道によると、火災の犠牲者のうち少なくとも20人は子どもだった。