トルコ北西部スキーリゾートで火災、76人死亡 捜査で9人拘束
トルコ北西部ボル県のスキーリゾートにあるホテルで21日、火事があり66人が死亡した。(2025 ロイター/Mert Ozkan)
Mert Ozkan Huseyin Hayatsever Huseyin Hayatsever
[カルタルカヤ(トルコ) 21日 ロイター] - トルコ北西部ボル県のスキーリゾートにあるホテルで21日、火事があり76人が死亡、数十人が負傷した。
火災はカルタルカヤスキーリゾートにある12階建てのグランド・カルタル・ホテルのレストランで午前3時30分(日本時間午前9時30分)ごろに発生、窓から飛び降りた宿泊客もいたという。
建物の上階の少なくとも3つの窓から縛られた白いベッドシーツがぶら下がっており、人々が逃げようとした様子がうかがえる。
エルドアン大統領は火災を受けて22日を国民の追悼の日と宣言した。
イェルリカヤ内相によると、ホテルには238人が宿泊していた。午後になってもまだ火がくすぶっていたが、現在は鎮火している。
火災については捜査が進められている。学校が休みにあたり、イスタンブールやアンカラから多くの家族がスキーに訪れていたという。
イェルリカヤ氏は、警察が捜査の一環として9人を拘束したとし、検察が火災の原因を明らかにし、責任を負うべき者は裁判にかけられるだろうと述べた。