韓国尹大統領、非常戒厳宣言巡る弾劾裁判に出席

１月２１日、 韓国の尹錫悦大統領は憲法裁判所の審理に出席した。写真は１５日、拘束され移動の車に乗る尹氏（２０２５年　ロイター／Yonhap）

Joyce Lee

[ソウル ２１日 ロイター] - 韓国の尹錫悦大統領は２１日、憲法裁判所の審理に出席した。国会による弾劾訴追につながった非常戒厳宣言について、自らの正当性を主張する機会となる見込み。

審理の冒頭、尹氏は裁判長代行から発言を求められ、「自由民主主義への確固たる決意」を持って公務に取り組んできたと訴えた。

元検事総長である尹氏は紺色のスーツにえんじ色のネクタイで現れ、あらゆる質問に答えると約束した。

審理に先立ち弁護団は声明で、尹氏が１２月３日に非常戒厳を宣言したことの正当性について詳しく説明し、弁護団を通じて証人召喚を裁判所に要求するつもりだと述べた。