トランプ氏、米大統領に就任 「黄金時代」を誓う

ドナルド・トランプ氏（米共和党）が米東部時間２０日正午（日本時間２１日未明）、首都ワシントンの連邦議会議事堂で行われた就任式で宣誓し大統領に就任した。（２０２５年　ロイター/SAUL LOEB/Pool via REUTERS）

David Morgan　Gabriella Borter　Jeff Mason　Joseph Ax

［ワシントン　２０日　ロイター］ - ドナルド・トランプ氏（米共和党）が米東部時間２０日正午（日本時間２１日未明）、首都ワシントンの連邦議会議事堂で行われた就任式で宣誓し米大統領に就任した。不法移民対策などで迅速な対処を打ち出す方針。

２度の暗殺未遂や重罪での有罪判決、２０２０年大統領選を巡る起訴を経て、異例のホワイトハウス復帰を果たし、２度目の就任宣誓を行った。

トランプ氏は就任演説で「米国の黄金時代が今始まる」と言明。その上で「この国は直面する課題に対して正直でなければならない」とした。

トランプ氏は、エネルギーに関する国家非常事態を即時宣言すると言明したほか、国境を巡る非常事態を宣言すると表明。全ての不法入国を阻止し、不法移民を全員拘留するよう努めると述べた。

当局者によるとトランプ大統領は就任後数時間のうちに、最重要課題である国境警備と移民問題に焦点を当てた１０件の大統領令を含む一連の大統領令に署名する予定。

さらにトランプ氏は、パナマ運河を取り戻すと表明したほか、外国からの全ての歳入を徴収する「外国歳入庁」を創設することも言明。米国民を豊かにするために他国に関税や税金を賦課すると述べた。

Ｊ・Ｄ・バンス副大統領も同大統領の直前に宣誓した。