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マレーシアGDP、第4四半期は前年比+4.8%に鈍化 通年は5.1%

2025年01月17日(金)15時09分

 1月17日、マレーシア統計局が発表した2024年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前年同期比4.8%増と、第3・四半期の5.3%増から減速した。写真は2023年5月、マレーシアのクアラルンプールで撮影(2025年 ロイター/Hasnoor Hussain)

[クアラルンプール 17日 ロイター] - マレーシア統計局が17日発表した2024年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前年同期比4.8%増と、第3・四半期の5.3%増から減速した。農業部門と鉱業部門が鈍化した。

24年通年の経済成長率は5.1%と、23年の3.6%から加速したもよう。

第4・四半期の経済成長をけん引したのは、サービス部門、製造部門、建設部門。サービス部門の生産は5.3%増だった。

一方、農業部門の生産は0.6%減。パーム油関連事業の生産が落ち込んだ。鉱業・採石部門の生産は1.4%減。原油とコンデンセートの生産が縮小した。

統計局は「経済成長は力強い内需と回復しつつある対外部門に支えられている。また、再生可能エネルギーやデジタルインフラなどの分野への戦略的投資も支援要因だ」と指摘。観光客の増加や公務員の給与引き上げが家計消費と小売り活動をさらに押し上げ、経済全体の成長に寄与するとの見通しを示した。

第4・四半期と通年のGDP確定値は2月14日に発表予定。

ロイター
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