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R・パーソンズ氏死去、76歳 金融危機後のシティグループ再建

2024年12月27日(金)12時24分

 12月26日、経営不振に陥っていた米タイム・ワーナー(現ワーナーメディア)の最高経営責任者(CEO)を務め、金融危機後にはシティグループの会長となってそれぞれの再建に尽力した黒人実業家のリチャード・パーソンズ氏(写真)が、76歳で死去した。写真は米カリフォルニア州 ロサンゼルスで2014年5月撮影(2024 ロイター/Kevork Djansezian )

[26日 ロイター] - 経営不振に陥っていた米タイム・ワーナー(現ワーナーメディア)の最高経営責任者(CEO)を務め、金融危機後にはシティグループの会長となってそれぞれの再建に尽力した黒人実業家のリチャード・パーソンズ氏が26日、76歳で死去した。ニューヨーク・ブルックリン生まれ。米紙ニューヨーク・タイムズは、長年の友人であるエスティ・ローダーのロナルド・ローダー会長の話として死因はがんだと伝えた。

2014年に米プロバスケットボール協会(NBA)ロサンゼルス・クリッパーズのオーナーが人種差別発言問題を起こした後には、パーソンズ氏が暫定CEOを務めて問題解決に貢献した。

米CNNによると、パーソンズ氏はAOLとの合併に失敗したタイム・ワーナーのCEOとして負債をほぼ半減し、持続可能な成長への道を切り開いた。

シティグループは「当社にとって信じられないほど困難だった時期に伝説的なリーダーシップを発揮し、より良い状態にして退任した」と追悼するコメントを出した。

NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は26日、「クリッパーズにとって逆境で不確実性だった時期に、事業と公共サービスでの目覚ましいキャリアを特徴づける安定した、心強いリーダーシップを発揮した」との声明を出した。

パーソンズ氏はエスティ・ローダーや投資銀行ラザードの取締役なども務めた。

ロイター
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