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ロシア企業、対外貿易決済でビットコインを既に利用=財務相

2024年12月26日(木)08時14分

 12月25日、ロシアのシルアノフ財務相は、ロシア企業が対外貿易の決済手段として仮想通貨(暗号資産)を利用し始めていると明らかにした。11月24日撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアのシルアノフ財務相は25日、ロシア企業が対外貿易の決済手段として仮想通貨(暗号資産)を利用し始めていると明らかにした。ロシアでは今年、西側諸国からの制裁を回避するため、対外貿易決済でビットコインなど仮想通貨の使用を認める法改正を行っている。

制裁により、ロシアは貿易相手国との決済が困難になっている。相手国の銀行が制裁対象となるのを懸念し、ロシア絡みの取引に消極的になっているためだ。

ロシア下院は今年7月、国内企業が対外貿易決済手段として仮想通貨を利用するのを認める法案を可決。仮想通貨の採掘を合法化する措置も取った。

シルアノフ氏は地元TVで「実験的な制度の一環として、ロシアで採掘したビットコインを(対外貿易取引で)使用することが可能となり、このような取引は既に行われている」とした上で「さらに拡大すべきだと考えている。来年にも実現すると確信している」と述べた。

プーチン大統領は今月、米政権は世界の準備通貨としてのドルの役割を政治的目的で利用し、多くの国を代替資産に追いやることで弱体化させていると批判。代替資産の一例としてビットコインを挙げた。

ロイター
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