EXCLUSIVE-トランプ氏のウクライナ特使、1月初旬にキーウ訪問=関係筋
トランプ次期米大統領がウクライナ・ロシア担当特使に指名したキース・ケロッグ元米陸軍中将が、1月初旬にウクライナの首都キーウ(写真)のほか、欧州主要都市を訪問することが複数の関係筋の話で分かった。2023ンrン9月撮影(2024年 ロイター/Gleb Garanich)
Gram Slattery
[ワシントン 17日 ロイター] - トランプ次期米大統領がウクライナ・ロシア担当特使に指名したキース・ケロッグ元米陸軍中将が、1月初旬にウクライナの首都キーウのほか、欧州主要都市を訪問することが複数の関係筋の話で分かった。ただ、モスクワを訪問する予定はないという。
関係筋によると、キーウでのウクライナ高官との会談のほか、イタリアやフランスなど他の欧州主要国での首脳との会談が調整されている。会談は積極的な交渉ではなく、トランプ次期政権のための「事実確認」に焦点を当てたものになるという。
訪問はまだ調整中で、予定が変更される可能性もあるとしている。
トランプ氏はこれまで、大統領就任後24時間以内、可能ならそれ以前にロシアとウクライナの戦争を終結させると表明している。
トランプ氏の政権移行チームの報道官は会談計画についてコメントを控えたが、速やかな戦争終結が同氏にとって引き続き優先事項だと指摘。「(次期大統領は)2期目の最優先事項はロシア・ウクライナ戦争の平和的解決を早期に交渉することだと繰り返し述べてきた」とした。
同氏の側近らは複数のウクライナ終戦案を提示しており、いずれもウクライナによる当面の領土割譲につながる内容が含まれている。
ケロッグ氏が今年、トランプ氏に示した案では、現在の戦闘ラインを凍結するとともに、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を当面断念するとしている。ただ、ケロッグ氏は自身の案が出発点で、次期政権がなお最終的な計画を策定中だとも示唆している。
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