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ウクライナ支援の調整機能、米国からNATOに移管=関係筋

2024年12月18日(水)11時20分

北大西洋条約機構(NATO)は、西側諸国による対ウクライナ軍事支援の調整機能を米国から引き継いだ。7月撮影(2024年 ロイター/Kevin Mohatt)

[ベルリン 17日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)は、西側諸国による対ウクライナ軍事支援の調整機能を米国から引き継いだ。関係筋が17日明らかにした。移管は計画されていたが、数カ月遅れで行われた。

NATOに懐疑的なトランプ次期米大統領からウクライナ支援メカニズムを守る狙いがあるとみられているが、ウクライナ支援の比率が高い米国が支援削減に踏み切れば、今回の移管の効果は限定的となる可能性がある。

NATOの新たなウクライナ支援調整組織「ウクライナ安全保障支援及び訓練組織(NSATU)」の本部はドイツ・ウィースバーデンの米軍基地にある。

関係筋によると、現在完全に稼働しているという。引き継ぎが遅れた理由は公表されていない。

NATOの欧州連合軍最高司令部(SHAPE)は、NSATUが米国や国際機関から責任を引き継ぎ始めたと説明した。

SHAPE司令官のクリストファー・G・カボリ米陸軍大将は「NSATUの活動は、ウクライナを強力な立場に置くことを目的としており、これによりNATOは欧州と北米の10億人の安全と繁栄を維持できる強力な立場に立つことになる」と述べた。

ロイター
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