ニュース速報
ワールド

ブラジル元国防相を逮捕、クーデター未遂捜査妨害の疑い

2024年12月16日(月)09時16分

12月14日、ブラジル連邦警察はルラ大統領が勝利した2022年の選挙結果を覆そうとしたクーデター未遂事件の捜査を妨害した疑いで、ボルソナロ前政権で国防相を務めたブラガネット容疑者(写真)を逮捕した。ブラジリアで2022年10月撮影(2024年 ロイター/Adriano Machado)

Ricardo Brito

[リオデジャネイロ 14日 ロイター] - ブラジル連邦警察は14日、ルラ大統領が勝利した2022年の選挙結果を覆そうとしたクーデター未遂事件の捜査を妨害した疑いで、ボルソナロ前政権で国防相を務めたブラガネット容疑者を逮捕した。同氏は容疑を否認している。

警察は11月、ルラ大統領の暗殺計画を含むクーデターを企てたとしてブラガネット容疑者とボルソナロ前大統領らの起訴を求める捜査報告書を最高裁判所に提出した。

ブラガネット容疑者は、ルラ大統領とアルキミン副大統領の暗殺計画を実行に移すための会合を自宅で開き、関係者に資金を提供した疑いが持たれている。

また、警察の捜査に協力しているボルソナロ氏側近から証言の詳細を入手して捜査を妨害しようとしたとみられている。

ブラガネット氏は引き続きリオデジャネイロで陸軍の拘束下に置かれる。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は小反発、63円高 半導体株の一角が

ワールド

中国新築住宅価格、11月は前月比-0.1% 1年5

ビジネス

独ポルシェSE、VW株で最大210億ドルの減損処理

ビジネス

中国主要経済指標、11月は生産増ペースが小幅に加速
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国 戒厳令の夜
特集:韓国 戒厳令の夜
2024年12月17日号(12/10発売)

世界を驚かせた「暮令朝改」クーデター。尹錫悦大統領は何を間違えたのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いするかで「健康改善できる可能性」の研究
  • 2
    ウクライナ「ATACMS」攻撃を受けたロシア国内の航空施設...「内部映像」が示すミサイルの威力
  • 3
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが物議...事後の悲しい姿に、「一種の自傷行為」の声
  • 4
    メーガン妃は「ブランドのバッグを喜んで受け取る人…
  • 5
    SNSで話題の「恐怖映像」に「心臓とまりそう!」の声…
  • 6
    電池交換も充電も不要に? ダイヤモンドが拓く「数千…
  • 7
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 8
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 9
    「オメガ3脂肪酸」と「葉物野菜」で腸内環境を改善..…
  • 10
    爆発と炎上、止まらぬドローン攻撃...ウクライナの標…
  • 1
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 2
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達した江戸の吉原・京の島原と並ぶ歓楽街はどこにあった?
  • 3
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式多連装ロケットシステム「BM-21グラート」をHIMARSで撃破の瞬間
  • 4
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 5
    男性ホルモンにいいのはやはり脂の乗った肉?...和田…
  • 6
    「男性ホルモンが高いと性欲が強い」説は誤り? 最新…
  • 7
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 8
    電池交換も充電も不要に? ダイヤモンドが拓く「数千…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中