米、シリア情勢注視 反体制派・イスラエル・トルコ・クルド勢力と連絡
米ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は10日、政権が崩壊したシリアの情勢を注視し、反体制派やイスラエル当局などと緊密に連絡を取っていると明らかにした。写真は同日、ドローンから撮影したダマスカスの様子(2024年 ロイター/Mahmoud Hassano)
[ワシントン 10日 ロイター] - 米ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は10日、政権が崩壊したシリアの情勢を注視し、反体制派やイスラエル当局などと緊密に連絡を取っていると明らかにした。
イスラエルがシリア軍基地などへの空爆を続けていることについては、米国はシリアにおけるイスラエルのいかなる作戦にも関与しておらず、イスラエルは「自国の安全を確保するための一時的な措置」と説明していると述べるにとどめた。
さらに、米国はシリア国民が自らの将来を決定し、シリア主導での「より優れた、より代表的な統治」に向かうよう確実にしたいという考えを示した。
バイデン大統領は国家安全保障チームから十分に状況説明を受けているほか、サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が11日にイスラエルを訪問するとした。
また、トルコが支援するシリア反体制派による北部の都市マンビジュでの進撃を受け、トルコおよび米国が支援するクルド人主体の組織「シリア民主軍(SDF)」とも緊密に連絡を取っているとも述べた。