イスラエルがハンユニス攻撃、人道地区も ガザ全体で47人死亡
イスラエル軍は12月4日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスの北部を戦車で攻撃した。医療関係者によると、このほかにも空爆などによりガザ全体で少なくとも47人が死亡した。写真はガザの避難民。同日、ガザ北部ジャバリアで撮影(2024年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)
Nidal al-Mughrabi
[カイロ 4日 ロイター] - イスラエル軍は4日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスの北部を戦車で攻撃した。医療関係者によると、このほかにも空爆などによりガザ全体で少なくとも47人が死亡した。
ハンユニスの住民によれば、イスラエル軍は前日、この地域からパレスチナ人戦闘員がロケット弾を発射しているとして避難命令を出していた。
住民らは人道地区に指定されている近隣のマワシ地区に向かったが、同地区では避難民のテントが空爆を受け、少なくとも17人が死亡した。
イスラエル軍はハンユニスの人道地区を拠点に活動するイスラム組織ハマスの戦闘員を標的にしたとしている。
このほかガザ市では住宅への空爆で少なくとも10人が死亡。医療関係者によると、ガザ中部でも3回の空爆で子ども6人を含む11人が死亡した。さらに、エジプト国境に近い南部ラファでは戦車の砲撃で9人が死亡した。