米ウォルマートがオフィス一部閉鎖、従業員に異動要請
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2月4日、米小売り大手ウォルマートは、南部ノースカロライナ州シャーロットのオフィスを閉鎖し、ポストの一部を削減すると従業員に通知した。写真はウォルマートのロゴ。米カリフォルニア州 で2020年6月撮影(2025 ロイター/Mario Anzuoni)
[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米小売り大手ウォルマートは4日、南部ノースカロライナ州シャーロットのオフィスを閉鎖し、ポストの一部を削減すると従業員に通知した。従業員を南部アーカンソー州と西部カリフォルニア州の主要拠点に異動させる人事計画の一環で、ロイターが社内メモを入手して明らかになった。
米国では、従業員に週3―5日のオフィス勤務を義務付ける動きが数社で見られる中、ウォルマートは昨年以降、広範囲な拠点統廃合と人員再配置に踏み出している。
最高人事責任者(CHRO)のドナ・モリス氏のオフィス従業員向けメモによると、東部ニュージャージー州ホーボーケンと小規模オフィス数カ所のオフィス従業員にも異動を求め、新職場としてアーカンソー州ベントンビルの新本社やカリフォルニア州サニーベールを挙げた。
同社は影響を受ける従業員や異動を拒否した場合の退職金は明らかにしなかった。人員削減について最初に報じたFOXニュースによると、異動人事の受け入れを考えている従業員は1カ月以内に人事当局に通知することになる。
また、メモによると、同社は今年後半にカリフォルニア州サニーベールとワシントン州ベルビューに新しいオフィススペースを開設し、ホーボーケンのオフィスと東部ニューヨーク市のファッション関連オフィスを拡張したり改装したりする予定。