原油先物が小動き、米在庫増やOPECプラス減産延長見通しで
12月4日、アジア時間序盤の原油先物価格は小動き。写真はチェコ、ネラホゼヴェスの石油タンク。11月撮影(2024 ロイター/David W Cerny)
Arathy Somasekhar
[4日 ロイター] - 4日アジア時間序盤の原油先物価格は小動き。米国の原油・燃料在庫が増加する一方、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が減産を延長する見通しとなっており、売り買いが交錯している。
0145GMT(日本時間午前10時45分)時点で、北海ブレント先物は0.02ドル(0.03%)安の1バレル=73.60ドル。米WTI先物は0.03ドル(0.04%)安の69.91ドル。
3日のブレント先物は2.5%上昇し、この2週間で最大の上昇率となった。
市場筋は米石油協会(API)のデータを基に、先週の米原油在庫が120万バレル増加したと明らかにした。感謝祭があったため、通常は需要が増加する週にもかかわらず、ガソリン在庫も460万バレル増加した。[API/S]
OPECプラスは5日に開く会合で、有志国による自主減産を来年第1・四半期末まで延長する可能性が高い。OPECプラス筋4人がロイターに明らかにした。