原油先物は小幅高、好調な中国指標やレバノン停戦巡る懸念受け
12月2日、アジア時間の原油先物は小幅高。中国の製造業関連指標が好調だったほか、レバノン停戦が維持されるか不安定な情勢となっている。写真は中国の上海にあるガソリンスタンドで2017年11月撮影(2024 ロイター/Aly Song)
Florence Tan
[シンガポール 2日 ロイター] - 2日アジア時間の原油先物は小幅高。中国の製造業関連指標が好調だったほか、レバノン停戦が維持されるか不安定な情勢となっている。
0107GMT(日本時間午前10時07分)時点で、北海ブレント先物は0.08ドル(0.1%)高の1バレル=71.92ドル、米WTI先物は0.09ドル(0.1%)高の68.09ドル。
中国国家統計局が発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.3と7カ月ぶりの高水準だった。10月の50.1から上昇し、ロイター調査の予想中央値の50.2も上回った。
IGの市場アナリスト、トニー・シカモア氏は「中国の指標が支援材料になっているが、イスラエルとレバノンの停戦が維持されないのではないかとの懸念も出ている」と述べた。
イスラエルとイラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラは、11月27日の停戦発効後も互いに合意違反を非難し合っている。