印アダニ会長が巨額贈賄事件で反論、「世界最高水準で法厳守」
インド財閥アダニ・グループのゴータム・アダニ会長は11月30日、総額2億6500万ドルに及ぶインド政府への贈賄工作の一端を担ったとして米検察当局から起訴された事件で、初めて自らの考えを明らかにし、真っ向から争う意向を表明した。2014年撮影(2024年 ロイター/Amit Dave)
Arpan Chaturvedi
[ニューデリー 30日 ロイター] - インド財閥アダニ・グループのゴータム・アダニ会長は11月30日、総額2億6500万ドルに及ぶインド政府への贈賄工作の一端を担ったとして米検察当局から起訴された事件で、初めて自らの考えを明らかにし、真っ向から争う意向を表明した。
アダニ・グループとしては既に「根拠がない」と否定し「あらゆる法的手段」を用いて反論する方針を表明済み。
アダニ会長はインド北部ジャイプールで「アダニ・グリーン・エナジーの法令順守(コンプライアンス)慣行に関し、われわれは米国による起訴に直面している。われわれがこのような試練に直面したのは今回が初めてではない」と述べた。
さらに「私が言えるのは、あらゆる攻撃が私たちをより強くし、あらゆる障害がアダニ・グループの立ち直る力をさらに高める足がかりになるということだ」と話した。
その上で「悪評が事実よりも速く広がる世の中だが、われわれが世界最高の水準で法規制を厳守しているという決意を改めて確認させてもらいたい」と付け加えた。