原油先物は小幅安、米ガソリン在庫が予想外に増加
28日アジア時間の原油先物価格は小幅安。米国のガソリン在庫が予想外に増加したことが懸念されている。写真はカリフォルニア州カールソンで2022年3月撮影(2024年 ロイター/Bing Guan)
[28日 ロイター] - 28日アジア時間の原油先物価格は小幅安。米国のガソリン在庫が予想外に増加したことが懸念されている。
0220GMT(日本時間午前11時20分)時点で、北海ブレント先物は0.04ドル(0.1%)安の1バレル=72.79ドル。米WTI先物は0.01ドル安の68.71ドル。
米国が祝日のため薄商いとなる見込み。
米エネルギー情報局(EIA)が27日に発表したところによると、22日に終了した週のガソリン在庫は330万バレル増加し、感謝祭前後の旅行シーズンを控えて小幅に減少するとの予想に反した。[EIA/S]
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」による減産が下落幅を限定的にしているものの、米国と中国の主要消費国における燃料需要の伸び鈍化は今年に入って原油価格を圧迫している。
2人の関係者が26日に明らかにしたところによると、OPECプラスは12月1日に開く閣僚級会合を前に、来年1月に開始する予定の有志国による自主減産幅の縮小を一段と先送りすることを議論している。