OPECプラス、12月会合で減産継続検討も アゼルが示唆
11月25日、アゼルバイジャンのシャフバゾフ・エネルギー相は、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が12月1日に開く次回会合で、来年1月1日以降も現行の減産を継続することを検討する可能性があると明らかにした。写真はOPECのロゴが入った石油バレルの展示品。COP20が開かれたバクーで19日撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)
Nailia Bagirova Olesya Astakhova
[バクー 25日 ロイター] - アゼルバイジャンのシャフバゾフ・エネルギー相は、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が12月1日に開く次回会合で、来年1月1日以降も現行の減産を継続することを検討する可能性があると明らかにした。
減産継続の問題が「会合で提起される可能性がある」とロイターに述べた。同時に「産油量のロールオーバーを次回会合で議論する可能性も、しない可能性もある。事前に判断するのは難しい」とも語った。
アゼルバイジャンはOPECプラスのメンバー国。OPECプラスは今年、原油価格の低迷や軟調な需要などを背景に、減産幅を段階的に縮小する計画を既に数カ月延期している。
事情に詳しい関係筋3人は先週、12月1日の閣僚級会合で有志国による自主減産の縮小がさらに延期される可能性があると明らかにした。