イスラエルがガザ空爆、48時間で120人殺害 パレスチナ当局発表
パレスチナ当局は23日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ全域に空爆を実施し、この48時間で少なくとも120人のパレスチナ人が殺害されたことを明らかにした。写真は21日、イスラエルの攻撃で破壊された家屋を調べるパレスチナ人男性(2024年 ロイター/Mahmoud Issa)
Nidal al-Mughrabi
[カイロ 23日 ロイター] - パレスチナ当局は23日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ全域に空爆を実施し、この48時間で少なくとも120人のパレスチナ人が殺害されたことを明らかにした。イスラエル軍はまた、ガザ地区北部の病院も攻撃し、医療スタッフが負傷、医療機器が破壊されたとしている。
パレスチナ当局によると、ガザ市郊外ゼイトゥーンで家屋が攻撃を受け、一家7人が死亡。残りはガザ中心部と南部での攻撃で死亡した。
イスラム組織ハマスのスポークスマンは、イスラエル軍の攻撃を受けた北部地域で、ハマスが拘束していたイスラエル人女性の人質が殺害されたと述べ、イスラエルのネタニヤフ首相に責任があると非難した。
イスラエル軍の報道官は、人質が死亡したとのハマスの発表について「現時点では確認も否定もできない」として、調査中だとしている。
攻撃を受けたとされるカマル・アドワン病院はガザ地区北部の3つの医療施設のうちの1つ。イスラエル軍は「病院周辺での攻撃は認識していない」とし、民間人への危害を避けるよう努めていると強調した。