米農務長官にロリンズ氏、保守系シンクタンク所長
トランプ次期米大統領は23日、農務長官にアメリカ・ファースト政策研究所(AFPI)のブルック・ロリンズ所長(写真)を指名すると発表した。10月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)
[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ次期米大統領は23日、農務長官にアメリカ・ファースト政策研究所(AFPI)のブルック・ロリンズ所長を指名すると発表した。
トランプ氏は「次期農務長官として、ブルック(・ロリンズ氏)は、我が国の屋台骨である農家を守るための努力の先頭に立つだろう」と述べ「米国の農家を支援し、食料自給率を守り、農業に依存した小さな町を復興させることへの意欲は、他の追随を許さない」と強調した。
上院で承認されれば、ロリンズ氏は10万人規模の農務省を率い、農務・栄養プログラム、林業、住宅・農家融資、食品安全、農村開発、農業研究、貿易などを管轄する。2024年の予算は4372億ドル。
アメリカ・ファースト政策研究所は保守系のシンクタンクで、トランプ次期政権の政策立案に協力。ロリンズ氏は、第1次トランプ政権時代に、ホワイトハウスの国内政策会議(DPC)を率いた経験がある。
CNNは22日、トランプ氏が農務長官にケリー・ロフラー元上院議員(ジョージア州)を起用する見通しだと報じていた。