イスラエル軍、ガザ北部の民家空爆 犠牲者多数
パレスチナ保健当局によると、イスラエル軍は21日早く、パレスチナ自治区ガザ北部で少なくとも5軒の民家を空爆した。多数の犠牲者ががれきの下敷きになっているという。ハンユニスで21日撮影(2024年 ロイター/Hatem Khaled)
Nidal al-Mughrabi
[カイロ 21日 ロイター] - パレスチナ保健当局によると、イスラエル軍は21日早く、パレスチナ自治区ガザ北部で少なくとも5軒の民家を空爆した。多数の犠牲者ががれきの下敷きになっているという。
医療関係者によると、ガザ北部ベイトラヒヤで救助活動が行われている。イスラム組織ハマス系のメディアは66人が死亡したと報道。遺体の大半がまだ収容されていないという。
ガザ北部でかろうじて機能している3件の医療施設の一つであるカマル・アドワン病院のホッサム・アブ・サフィエ院長は、空爆を受けたベイトラヒヤの住宅地区には少なくとも200人が暮らしており、多くの人が依然行方不明だと述べた。負傷者を移送する救急車がないため、現場で治療を行っているという。
ただ同院長は、医療スタッフの大半がイスラエル側に拘束・追放されており、負傷者を病院に移送できても救命できない状態だと述べた。