ニュース速報
ワールド

米下院倫理委、司法長官候補の違法行為疑惑への対応を20日協議

2024年11月19日(火)12時55分

 米下院倫理委員会は、トランプ次期大統領が司法長官に指名したマット・ゲーツ元下院議員(写真)による17歳の少女への性的違法行為や薬物使用の疑惑に関する今後の対応を20日に協議する見込みだ。2人の情報筋が明らかにした。写真は米ウィスコンシン州ミルウォーキーで7月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

Bo Erickson

[ワシントン 18日 ロイター] - 米下院倫理委員会は、トランプ次期大統領が司法長官に指名したマット・ゲーツ元下院議員(42)による17歳の少女への性的違法行為や薬物使用の疑惑に関する今後の対応を20日に協議する見込みだ。2人の情報筋が明らかにした。

高官人事を承認するかどうかを決めることが義務付けられている上院からは、下院倫理委員会委員会に対して疑惑に関する調査結果を共有するよう求める動きが出ている。

トランプ氏が司法長官人事を発表した数時間後の今月13日にゲーツ氏が下院議員を辞職したため、完了に近づいていた調査が続けられるかどうかが不透明になっている。

ゲーツ氏は違法行為を否定している。

下院倫理委員会で証言した2人の成人女性の代理人を務める弁護士は18日、米ABCテレビに対し、ゲーツ氏が2人に性行為の対価を支払っていたことや、うち1人はゲーツ氏の17歳の少女との性行為を目撃したと明らかにした。

トランプ氏の政権移行チームのアレックス・ファイファー報道官は「第2次トランプ政権を頓挫させようとする根拠のない主張だ」との声明を出した。

司法省はゲーツ氏の少女に対する違法行為疑惑を巡って同氏を3年弱捜査していたが、ゲーツ氏の事務所は2023年に検察当局から起訴はされないと告げられたと語っていた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは154円台を上下、日銀や米次期政権

ビジネス

北京と上海、住宅購入促進へ減税措置 低迷する不動産

ビジネス

S&P500の25年末目標、ゴールドマンも6500

ビジネス

アジア経済、報復関税の応酬で見通し悪化の恐れ=IM
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    2人きりの部屋で「あそこに怖い男の子がいる」と訴える息子...父親が投稿した映像が怖すぎる
  • 4
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 5
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    白い泡が大量発生...インド「下水汚染された川」に次…
  • 8
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 9
    「ゾッとした」「未確認生物?」山の中で撮影された…
  • 10
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 6
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 7
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 8
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 9
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 10
    2人きりの部屋で「あそこに怖い男の子がいる」と訴え…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 5
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 8
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中