S&P500の25年末目標、ゴールドマンも6500に 経済成長背景
11月19日、米金融大手ゴールドマン・サックスは18日付のノートで、米国経済と企業業績の継続的な成長を背景にS&P総合500種が2025年末までに6500に達すると予想した。写真は、米ニューヨーク州の金融街にあるウォール・ストリート・ブル。2017年3月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Siddarth S
[19日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは18日付のノートで、米国経済と企業業績の継続的な成長を背景にS&P総合500種が2025年末までに6500に達すると予想した。同指数の直近終値5893.62から10.3%の上昇を意味する。
同日にはモルガン・スタンレーも同指数が来年末までに6500に達すると予想した。
ゴールドマンはアマゾン、アップル、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、エヌビディア、テスラの超大型7銘柄(マグニフィセント・セブン)について、来年は指数の残り493社をアウトパフォームすると予想。ただ、約7%ポイントのアウトパフォームにとどまり、この7年間で最も小さい幅になると指摘した。
「『ミクロ』の業績ストーリーはマグニフィセント・セブンの継続的なアウトパフォームを支持するが、成長や貿易政策など『マクロ』の要因によるリスクバランスはS&P493(社)に有利に傾いている」とした。
ゴールドマンは25年の企業の利益伸び率を11%、米国内総生産(GDP)の実質成長率を2.5%と予想した。
また、25年のS&P500企業の1株利益を268ドルと見込んだ。