ロシア世帯、1年先期待インフレが13.4％で高止まり＝中銀

　１１月１８日、ロシア中央銀行が発表した国内世帯の１年先のインフレ期待は１１月に１３．４％と、１０月から横ばいとなり、インフレ圧力の高止まりを示した。写真は露サンクトペテルブルクにあるスーパーマーケットで６月撮影（２０２４　ロイター／Anton Vaganov）

[モスクワ　１８日　ロイター] - ロシア中央銀行が１８日発表した国内世帯の１年先のインフレ期待は１１月に１３．４％と、１０月から横ばいとなり、インフレ圧力の高止まりを示した。

中銀は先月、主要政策金利を２１％と、２０年余りぶりの高水準に引き上げた。インフレやインフレ期待の高止まりを理由に挙げた。

インフレ期待は今年の最高水準にある。

中銀は、総合的なインフレ率は１０月に前月から鈍化したが、これは観光や旅客輸送部門の価格など変動の大きい項目が要因だったと指摘。

持続的価格上昇を示す指数は大半が前月から加速しており、需要の伸びに財・サービスの生産能力拡大ペースが依然として追い付いていないことを示唆しているとした。