米オープンAIのアルトマン氏、SF市政移行チーム議長に
米カリフォルニア州のサンフランシスコ市で今月実施された市長選で当選した民主党穏健派ダニエル・ルーリー氏の陣営は18日、市政運営移行チームの共同議長の1人に生成人工知能(AI)「チャットGPT」を手がけるオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)を任命したと発表した。写真は1月18日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)に参加するアルトマン氏(2024年 ロイター/DENIS BALIBOUSE)
Anna Tong
[18日 ロイター] - 米カリフォルニア州のサンフランシスコ市で今月実施された市長選で当選した民主党穏健派ダニエル・ルーリー氏の陣営は18日、市政運営移行チームの共同議長の1人に生成人工知能(AI)「チャットGPT」を手がけるオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)を任命したと発表した。
ルーリー氏の市長就任は来年1月8日で、アルトマン氏は7人態勢の共同議長の1人。
同市は、テクノロジー企業のシリコンバレーからの移転が加速しており、市長選では通信アプリ「ワッツアップ」の共同創業者ジャン・コウム氏らがルーリー氏を支持した。また、コロナ禍後の景気回復のもたつきに加え、麻薬やホームレス問題の深刻化を背景に、富裕なテクノロジー企業経営者が民主党の中道派に巨額献金が流れるようになっている。
ただ、共和党のトランプ次期大統領支持を表明した投資家もおり、かつてヒッピーとカウンターカルチャーの代名詞だったサンフランシスコでは政治的緊張が高まっている。