米共和上院議員、司法長官候補巡る倫理報告書の共有を下院に要求
11月17日、米上院のマークウェイン・マリン議員(共和党)は、トランプ次期大統領が司法長官に指名したマット・ゲーツ元下院議員(42)による17歳の少女への性的不正行為疑惑に関する未公表の倫理報告書を共有するよう下院に求めた。ウィスコンシン州ミルウォーキーで7月17日撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)
[ワシントン 17日 ロイター] - 米上院のマークウェイン・マリン議員(共和党)は17日、トランプ次期大統領が司法長官に指名したマット・ゲーツ元下院議員(42)による17歳の少女への性的不正行為疑惑に関する未公表の倫理報告書を共有するよう下院に求めた。
ゲーツ氏は13日に下院議員を辞職。これはトランプ氏がゲーツ氏指名を公表した数時間後で、違法薬物使用疑惑についても調査した下院倫理委員会が報告書を公表すると見込まれていた日の2日前だった。ゲーツ氏は不正行為を否定している。
マリン氏はNBCの番組で、高官指名を承認または拒否する権限を持つ上院は報告書を見る必要があると指摘。「上院は報告書にアクセスできるべきだ。公開すべきかどうかも交渉の一部だろう」と述べた。
司法省は少女に対する性的人身売買疑惑を巡ってゲーツ氏を3年近く捜査。同氏の事務所は2023年、検察から刑事責任を問われることはないと伝えられたと発表した。
少女の代理人は14日、下院委の報告書を公開するよう求めた。