米内務長官にノースダコタ州知事、トランプ氏方針 15日正式発表
トランプ次期米大統領は14日、新政権の内務長官にノースダコタ州のダグ・バーガム知事を起用する方針を固めた。写真は14日、マールアラーゴで開かれたパーティに出席した同氏(2024年 ロイター/Carlos Barria)
Steve Holland Nichola Groom
[パームビーチ(米フロリダ州) 14日 ロイター] - トランプ次期米大統領は14日、新政権の内務長官にノースダコタ州のダグ・バーガム知事(68歳)を起用する方針を固めた。15日に正式発表する。フロリダ州の別荘マールアラーゴで開いた祝賀会で述べた。
バーガム氏はソフトウェア会社の元幹部で、資産家として知られる。共和党の大統領候補指名争いでトランプ氏に対抗して出馬したが、支持が伸びず撤退。その後はトランプ氏の忠実な支持者となり、大統領選勝利に貢献した。
祝賀会には、実業家イーロン・マスク氏のほか、俳優のシルベスター・スタローンさん、次期政権のメンバーらが出席。トランプ氏は「われわれがこのような形で勝利するとは誰も思わなかった」と演説したほか、自身の閣僚人事を称賛した。
内務長官は、連邦政府の保有地と先住民の土地5億エーカー(2億0230万ヘクタール)の利用に関する政策を管轄。バーガム氏は、公有地や水域での石油、ガス、鉱物の生産拡大が任務となる見通しだ。
バイデン政権下では、内務省は気候変動対策の中心的存在と位置づけられ、洋上風力発電や太陽光発電プロジェクトの許可を増やし、自然保護目的で土地をリースするプログラムを創設するなどした。