中国、新型ステルス戦闘機や無人機公開 珠海航空ショー
Gerry Doyle Sophie Yu
[シンガポール/珠海(中国) 13日 ロイター] - 中国南部の広東省珠海市で開催中の中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)では、新型ステルス戦闘機J35Aやステルス無人攻撃機CH7、弾道ミサイル防衛システムHQ19などが公開されている。
J35Aが目玉の一つとなっているほか、これより大型の戦闘機J20、艦載戦闘機J15の電子戦機バージョンもある。
中国共産党系紙「環球時報」は、中国が航空ショーで「力を誇示しようとしている」わけではないと論説で指摘。「むしろ、国家主権と領土の一体性を守る能力と、平和を基盤とした発展へのコミットメントの両方を持つと証明する目的がある」とした。
同紙はまた、新型のCH7が「さまざまなタイプの海上任務」に利用可能と伝えた。
台湾国防部傘下のシンクタンク、国防安全研究院(INDSR)の研究員、舒孝煌氏は、同無人機がレーダー上では非常に小さな点にしか見えないため「台湾の防空監視能力にとって、非常に大きな課題になる」と指摘した。
グリフィス大学アジア研究所で防衛・航空を研究するピーター・レイトン氏は、HQ19が米国の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)、J15の電子戦機は米国の電子戦機EA─18A「グラウラー」に匹敵し、「どちらも米国に追随できているようだ」と分析した。