ニュース速報
ワールド

米中首脳、16日にペルーで会談 衝突回避へ相違点管理

2024年11月14日(木)07時47分

バイデン米大統領(右)が今週16日にペルーで中国の習近平国家主席(左)と会談する。2023年11月撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 13日 ロイター] - バイデン米大統領が今週16日にペルーで中国の習近平国家主席と会談する。複数の米政府高官が13日明らかにした。両首脳の会談は今回が最後となる見通し。

ペルーの首都リマで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の合間に会談する予定で、米中の緊張の高まりや世界の紛争について協議する見通し。

両首脳の会談は4月の電話会談以来初めてとみられる。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、中国とつながりのあるハッカー集団が米当局者を標的にしたとされる問題を巡りバイデン氏が懸念を伝える見込みとした。

また「(バイデン氏は)オープンな対話ラインを維持することで、米中が相違点を管理し、競争が紛争や衝突に発展するのを防ぐことができると示してきた」と述べた。

政府高官らによると、バイデン氏はウクライナ侵攻を続けるロシアに対する中国の支援や、1万人を超える北朝鮮兵士のロシア派遣についても提起する見通し。

在ワシントンの中国大使館はコメント要請に現時点で返答していない。

トランプ次期米大統領は「米国第一主義」の貿易政策の一環として、中国からの輸入に一律60%の関税を課すと表明し、中国は反発している。

サリバン氏は「政権移行は地政学上、特に重大な瞬間だ」とし、「競争相手や敵対国が機会を探る可能性がある局面だ」と指摘。「バイデン大統領はこの移行期間を通じて米中が安定性、透明性、予測可能性を維持する必要があると伝える」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏鉱工業生産、9月は前月比-2.0% 予想以

ビジネス

世界の石油市場、来年は供給過剰に=IEA

ビジネス

ECBは一段の利下げへ、インフレ目標達成の見通し=

ビジネス

ユーロ圏雇用、第3四半期0.2%増 GDP伸び率は
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:またトラ
特集:またトラ
2024年11月19日号(11/12発売)

なぜドナルド・トランプは圧勝で再選したのか。世界と経済と戦争をどう変えるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 3
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラッドレー歩兵戦闘車が「戦略的価値を証明」する戦闘シーン
  • 4
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベース…
  • 5
    NewJeansのミン・ヒジン激怒 「似ている」グループは企…
  • 6
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 7
    NewJeansメンバー全員が事務所に最後通告「ミン・ヒジ…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    中国の言う「台湾は中国」は本当か......世界が中国…
  • 10
    トランプ再選を祝うロシアの国営テレビがなぜ?笑い…
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    「歌声が聞こえない」...ライブを台無しにする絶叫ファンはK-POPの「掛け声」に学べ
  • 3
    ウクライナ軍ドローン、1000キロ離れたロシア拠点に突っ込む瞬間映像...カスピ海で初の攻撃
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    「遮熱・断熱効果が10年持続」 窓ガラス用「次世代…
  • 6
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベース…
  • 7
    「トイレにヘビ!」家の便器から現れた侵入者、その…
  • 8
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 9
    後ろの女性がやたらと近い...投票の列に並ぶ男性を困…
  • 10
    NewJeansのミン・ヒジン激怒 「似ている」グループは企…
  • 1
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 2
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 3
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 6
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 7
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 8
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 9
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 10
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中