米当局、ハイチ便を30日間運航禁止 旅客機の銃撃被害受け
米連邦航空局(FAA)は11月12日、カリブ海の島国ハイチで旅客機が銃撃されたことを受け、米航空各社に30日間ハイチ行きの便の運航を禁止すると明らかにした。10月25日、ポルトープランスの空港で撮影(2024年 ロイター/Tedy Erol)
David Shepardson
[ワシントン 12日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は12日、カリブ海の島国ハイチで旅客機が銃撃されたことを受け、米航空各社に30日間ハイチ行きの便の運航を禁止すると明らかにした。
米スピリット航空の旅客機は11日、ハイチの首都ポルトープランスの空港に着陸しようとしていた際に銃撃を受け、客室乗務員が負傷した。
FAAは「継続的な治安の不安定さに伴う飛行の安全上のリスク」を理由にハイチの領土と3048メートル以下の空域での運航を30日間禁止すると通達を出した。
アメリカン航空は12日、ハイチで運航便が銃弾に当たったと発表。2月12日までハイチへの運航を停止すると明らかにした。
ジェットブルー航空の運航便もポルトープランスからニューヨークに到着後に銃弾による損傷が発見された。
ハイチでは武装したギャングが各地を支配し、治安が悪化している。