原油先物は上昇、米大統領選の影響を見極め
11月6日、原油先物はアジア市場序盤に上昇している。米大統領選でのトランプ氏勝利の影響を投資家は見極めようとしている。写真はボリビアのサンタ・クルス・デ・ラ・シエラにあるガソリンスタンドで10月撮影(2024 ロイター/Ipa Ibanez)
Colleen Howe
[北京 7日 ロイター] - 原油先物は7日アジア市場序盤に上昇している。米大統領選でのトランプ氏勝利の影響を投資家は見極めようとしている。
北海ブレント先物は0125GMT(日本時間午前10時25分)時点で0.26ドル(0.35%)高の1バレル=75.18ドル。米WTI先物は0.16ドル(0.22%)高の71.85ドル。
IGのマーケットアナリスト、トニー・シカモア氏は「トランプ大統領の誕生により、イランやベネズエラからの原油供給が絞られることや、暴風雨の接近が懸念され、選挙後のドル高や予想を上回る米在庫の影響を相殺するほどだった」と指摘した。
トランプ氏は、イラン産原油に対して最大限の圧力を再びかけると予想されている。
北米では熱帯暴風雨「ラファエル」がカテゴリー3に勢力を強めた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した11月1日に終わる1週間の原油在庫は、予想の110万バレル増に対し210万バレル増の4億2770万バレルとなった。