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米、艦船にパトリオット搭載計画 中国のミサイル技術巡る懸念で

2024年10月28日(月)14時53分

 10月25日、米海軍は、中国が太平洋で極超音速兵器を配備して艦船を撃沈することを懸念し、一部の艦船に迎撃ミサイルシステム「パトリオット」を搭載する計画を進めている。写真はペンシルベニア州チャンバーズバーグの米軍施設で積み替えられるパトリオットミサイル。2012年11月撮影(2024年 ロイター/Gary Cameron)

Mike Stone Gerry Doyle

[ワシントン/シンガポール 25日 ロイター] - 米海軍は、中国が太平洋で極超音速兵器を配備して艦船を撃沈することを懸念し、一部の艦船に迎撃ミサイルシステム「パトリオット」を搭載する計画を進めている。複数の防衛当局者らが明らかにした。

ある業界関係者によると、米国で主に陸軍が使用している機敏性の高いパトリオットミサイル「PAC3」の海軍艦船への搭載は、中国のミサイル技術の進歩が見込まれていることが背景にあるという。

ワシントンにある米シンクタンク、戦略国際問題研究所のミサイル防衛専門家トム・カラコ氏は、海軍が必要とするPAC3迎撃ミサイルの数は不明だが、全体的な需要は非常に高いと述べた。

また、外国政府からの関心も高く、陸軍は今後数年間で生産量を倍増させたいと考えていると指摘した。

PAC3はすでにウクライナで極超音速ミサイルを撃墜している。

海軍はこのような兵器に対して戦闘で試されていない海軍の対ミサイルシステムをPAC3で補強できると考えている。

イージス艦ミサイルシステムに詳しいミサイル防衛プログラムのディレクターは、中国の高度な兵器に直面した場合、PAC3は高速で機動する弾道ミサイルをより容易に命中させ破壊することができるため、「米艦に搭載されている既存のミサイルを非常にうまく補うことができる」と語った。

ロイター
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