ニュース速報
ワールド

リトアニア議会選、中道左派野党が第1党に 政権交代へ

2024年10月28日(月)14時48分

10月27日、バルト3国のリトアニアで27日、議会選挙(一院制、定数141)の決戦投票が行われ、13日の第1回投票と合わせて、中道左派の野党・社会民主党が第1党に躍り出た。写真は27日、ビリニュスで取材に応じる社会民主党のブリンケビチュウテ党首(2024年 ロイター/Ints Kalnins)

Andrius Sytas

[ビリニュス 27日 ロイター] - バルト3国のリトアニアで27日、議会選挙(一院制、定数141)の決戦投票が行われ、13日の第1回投票と合わせて、中道左派の野党・社会民主党が第1党に躍り出た。

シモニテ首相率いる中道右派の連立政権は物価高や公共サービスの悪化、経済格差の広がりを背景に支持率が低迷していた。ロシアの脅威に懸念が強まる中、社会民主党は国防費を現在の高水準に維持すると公約し、現政権が財源確保に向け増税したことを批判してきた。

公式な集計結果によると、開票率99%の時点で社会民主党が52議席を獲得。シモニテ首相の祖国同盟は28議席となった。

社会民主党のブリンケビチュウテ党首は記者団に、「リトアニアのために」、「農民・グリーン同盟」の2党と連立を組む公算が大きいとし、過半数を確保するとの見通しを示した。

暫定集計によると、リトアニアのためには14議席、農民・グリーン同盟は8議席を獲得したとみられる。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

円金利資産は超長期国債中心に投資、償還多く残高は減

ビジネス

蘭フィリップス、売上高予想を下方修正 中国が不振

ビジネス

AI関連ETF、今年設定相次ぐ アウトパフォームは

ビジネス

ECB、利下げ加速の差し迫った必要性ない=ベルギー
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選 イスラエルリスク
特集:米大統領選 イスラエルリスク
2024年10月29日号(10/22発売)

イスラエル支持でカマラ・ハリスが失う「イスラム教徒票」が大統領選の勝負を分ける

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 2
    「決して真似しないで」...マッターホルン山頂「細すぎる足場」からの絶景、「めまいがする」と話題
  • 3
    2027年で製造「禁止」に...蛍光灯がなくなったら一体どうなる? 未来を担う新時代の照明とは
  • 4
    ウクライナ戦争に金正恩が「暴風軍団」を派遣...北朝…
  • 5
    キャンピングカーに住んで半年「月40万円の節約に」…
  • 6
    「メーガンは他の女性と異なる」...メディアとファン…
  • 7
    【クイズ】次のうち、和製英語ではないものはどれ?…
  • 8
    ヘルソン州キンブルン砂州で、ロシア部隊をウクライ…
  • 9
    渡り鳥の渡り、実は無駄...? 長年の定説覆す新研究
  • 10
    NFLの試合にトランプ支持の女性が乱入! ハイヒール…
  • 1
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    キャンピングカーに住んで半年「月40万円の節約に」全長10メートルの生活の魅力を語る
  • 4
    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が出産後初めて公の場へ...…
  • 5
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 6
    2027年で製造「禁止」に...蛍光灯がなくなったら一体…
  • 7
    【クイズ】次のうち、和製英語ではないものはどれ?…
  • 8
    渡り鳥の渡り、実は無駄...? 長年の定説覆す新研究
  • 9
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはど…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 8
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 9
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 10
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中