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原油先物4ドル安、イスラエルの対イラン報復攻撃が抑制的
2024年10月28日(月)08時22分
Florence Tan
[シンガポール 28日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は4ドル近く急落。イスラエルがイランに対する報復攻撃で石油や核関連施設を標的としなかったことを受け、中東の地政学的緊張を巡る懸念が和らいだ。
2210GMT(日本時間午前7時10分)時点で、北海ブレント先物は3.89ドル(5.1%)安の1バレル=72.16ドル、米WTI先物は3.76ドル(5.2%)安の68.02ドル。
イスラエル軍は26日、イランのミサイル製造施設など軍事標的に対する攻撃を実施した。
アナリストはイスラエルの報復攻撃を見込んで原油価格に織り込まれていた地政学的リスクプレミアムが失われたと指摘。
MSTマーキーのエネルギーアナリスト、ソール・カボニック氏は、石油インフラを避けるなど攻撃がより限定的だったことを受け、緊張緩和への期待が高まっていると述べた。