ミシガン州判事、在外投票の制限求める共和党の訴え却下
10月21日、米ミシガン州の判事は大統領選の激戦州の一つミシガン州で、海外在住米国人の投票を認めないようにする共和党の試みを却下した。写真は共和党候補トランプ前大統領がミシガン州で開いた選挙集会。18日撮影(2024年 ロイター/Brian Snyder)
Jasper Ward
[21日 ロイター] - 米ミシガン州の判事は21日、大統領選の激戦州の一つミシガン州で、海外在住米国人の投票を認めないようにする共和党の試みを却下した。
共和党全国委員会は今月初め、ミシガン州の選挙法が、同州に住んだことがないが親族が住んでいたことがある海外在住米国民に同州での投票を認めているのは不当だと主張して訴訟を起こした。
ミシガン州裁判所のパテル判事は共和党が異議を唱えている文言について、連邦法および州法に準拠しているとし「それを無効にする根拠はない」と指摘した。
ミシガン州当局の選挙管理官マニュアルによれば、米国に住んだことがなくても、親、法定後見人、配偶者のいずれかが最後にミシガン州に住んでいた場合、その米国民が他の州で登録または投票していない限りミシガン州で投票する資格がある。
共和党全国委員会のワットリー委員長は訴訟を起こした際にミシガン州に住む住民の投票が「州に住んだことのない人々によって無効にされるべきではない」と指摘していた。
共和党全国委員会は州の判決についてコメントの要請に応じていない。