インドの国内需要、一時的な鈍化から脱する可能性が高い=中銀
10月21日、インド準備銀行(中央銀行、RBI)は、国内需要は消費者信頼感の改善に伴い、2024年度第2・四半期(24年7─9月)の一時的な鈍化から脱する可能性が高いとの見方を示した。写真はインドのニューデリーの靴店で7月撮影(2024 ロイター/Priyanshu Singh)
Swati Bhat
[ムンバイ 21日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行、RBI)は21日、国内需要は消費者信頼感の改善に伴い、2024年度第2・四半期(24年7─9月)の一時的な鈍化から脱する可能性が高いとの見方を示した。
中銀は10月の報告書で「農村部の需要は、農業の見通しが改善したため押し上げられると予想される。消費需要の回復の兆しと企業の楽観的な見方の高まりを受け、民間投資は勢いを取り戻すはずだ」と言及した。
中銀はまた、金融部門のバランスシートが健全で、生産投資に向けた資源が利用可能なことや、政府が引き続き設備投資を推進していることから、インドの投資の見通しは明るいとも指摘した。
9月の製造業購買担当者指数(PMI)は8カ月ぶりの低水準となり、サービス業PMIは10カ月ぶりの低水準となった。24年度第1・四半期の経済成長率は6.7%に鈍化したものの、インドは引き続き世界で最も成長率が高い主要国の1つとなっている。