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ウクライナ「勝利計画」、全面支持できず=NATO事務総長

2024年10月17日(木)01時20分

北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長(写真)は、ウクライナのゼレンスキー大統領が16日に提示した同国の「勝利計画」の詳細を把握しており、今後の対応について加盟国と連絡を取っていることを明らかにした。(2024年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル/パリ 16日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が公表した対ロシア戦争の「勝利計画」について、「強力なシグナル」としながらも、現状では全面的に支持できないとの考えを示した。

ルッテ氏はゼレンスキー大統領が示した計画について、「理解を深める必要がある多くの案件があるため、ここで計画全体を支持すると言うのは難しい」と語った。

同時に、NATO加盟国が今年ウクライナに確約した400億ユーロ(435億ドル)について、約半分がすでに拠出されているとし、確実に達成に向かっていると述べた。

ルッテ氏はこれに先立ち、ウクライナのNATO加盟プロセスは「不可逆的」とする立場を改めて表明。ただ「勝利計画」には他の項目も含まれており、加盟国と計画全体について協議していると述べていた。

ゼレンスキー大統領の計画は5つの柱からなり、NATO加盟交渉への無条件での招待などが含まれている。

NATOこれまで、ウクライナは加盟する予定だが、ロシアと交戦中は実現できないとの立場を示し、加盟実現の期限も示していない。

ロイター
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