ヒズボラ、レバノン南部で砲撃 イスラエル北部ではサイレン音
10月9日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは、同国南部の国境地帯でイスラエル兵を標的にした攻撃を実施したと発表した。写真は8日、レバノンからイスラエル方向に向けて発射されるロケット弾。イスラエル北部で撮影(2024年 ロイター/Ayal Margolin)
James Mackenzie Maya Gebeily
[エルサレム/ベイルート 9日 ロイター] - レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは、同国南部の国境地帯でイスラエル兵を標的にした攻撃を9日に実施したと発表した。砲弾とロケット弾を使用した。
一方、イスラエル軍にると、同国北部で9日朝、サイレンが鳴り響いた。8日と9日の戦闘では兵士3人が重傷を負ったという。
イスラエルのネタニヤフ首相は8日、イスラエル軍が空爆によりヒズボラの後継候補の2人を殺害したと発表している。
イスラエル軍は8日、過去24時間のレバノン南部への空爆でヒズボラ戦闘員少なくとも50人を殺害したと表明。レバノン南部に陸軍師団を新たに派遣したことも明らかにした。
バイデン米大統領は9日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談する。関係筋によると、イスラエルによるイランへの報復が主要議題になる見込みで、米政府としてはイスラエルの対応が適切かどうか意見を出したい考え。
イランは湾岸諸国に対し、自国の領空がイランに対して使用されるのを許せば容認できず、そうした動きがあればイランは対応すると伝えた。イラン政府高官が8日明らかにした。
ヒズボラのナンバー2、ナイム・カセム師は8日のテレビ演説で、停戦に向けた試みを支持すると表明した。停戦の前提条件としていたガザでの戦闘終結には言及しなかった。