イスラエル大使が国連非難、「使命果たしてない」 戦闘継続を表明
イスラエルのダノン国連大使は10月7日、パレスチナ自治区ガザで拘束されている人質が全員解放されるまで戦闘を続けると表明し、国連はその使命を果たしていないと非難した。2日、国連本部で撮影(2024年 ロイター/Stephani Spindel)
Michelle Nichols
[国連 7日 ロイター] - イスラエルのダノン国連大使は7日、パレスチナ自治区ガザで拘束されている人質が全員解放されるまで戦闘を続けると表明し、国連はその使命を果たしていないと非難した。
ダノン氏は国連で、イスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲から1年に合わせハマス攻撃の犠牲者を追悼する集会を開催した。
国連の安全保障理事会と総会による決議について「国連は罪のない人々を守り、悪を非難するという最も基本的な使命を果たしていない」と批判した。
米国のトーマスグリーンフィールド国連大使も参加し、安保理の中にも外にもハマスの残虐行為を非難せず、ハマスという言葉さえ口にしない人々がいると指摘した。
「この地域には、ハマスの行動を土台にして、中東をより広範な戦争の崖っぷちに追いやろうとしている者がいる。フーシ派やヒズボラのようなテロリスト集団だ」と述べ、イランがこの状況を利用して 「破壊的な意図」 を進めようとしていると語った。