ニュース速報
ワールド

原油先物反落、利益確定売りで 中東情勢・米ハリケーン注視

2024年10月08日(火)11時24分

 10月8日、アジア時間序盤の原油先物は反落。中東全域に紛争が拡大するリスクが懸念される中、前日に1カ月超ぶりの高値を付けたことを受け、利益確定の売りが出た。写真はイランのテヘランにあるガソリンスタンドで1日撮影、提供写真(2024 ロイター/WANA (West Asia News Agency))

[8日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は反落。中東全域に紛争が拡大するリスクが懸念される中、前日に1カ月超ぶりの高値を付けたことを受け、利益確定の売りが出た。

0029GMT(日本時間午前9時29分)時点で、北海ブレント先物は0.23ドル(0.3%)安の1バレル=80.70ドル。米WTI先物は0.2ドル(0.3%)安の76.94ドル。いずれも7日は3%超上昇し、8月下旬以来の高値を付けていた。

イスラエルはイランによる1日のミサイル攻撃に報復する方針で、選択肢を検討している。イランの石油施設が標的になる可能性もあるとみられている。

ただ、一部アナリストはイランの石油インフラに対する攻撃の可能性は低いとみて、イスラエルが他の標的を焦点に攻撃をした場合、原油価格がかなりの下落圧力にさらされると警告している。

ANZ銀行のアナリストは4日、仮にイランの石油施設が標的になったとしても、石油輸出国機構(OPEC)内には日量700万バレルの供給余力があると指摘した。

一方、ハリケーン「ミルトン」は「カテゴリー5」に勢力を強めて米南部フロリダ州に接近中で、7日には米メキシコ湾岸で少なくとも1カ所の石油・ガスプラットフォームが閉鎖した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日鉄、ホワイトハウスが「不当な影響力」と米当局に書

ワールド

米議会、3月半ばまでのつなぎ予算案を可決 政府閉鎖

ワールド

焦点:「金のDNA」を解読、ブラジル当局が新技術で

ワールド

重複記事を削除します
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:アサド政権崩壊
特集:アサド政権崩壊
2024年12月24日号(12/17発売)

アサドの独裁国家があっけなく瓦解。新体制のシリアを世界は楽観視できるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 2
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、何が起きているのか?...伝えておきたい2つのこと
  • 4
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 5
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 6
    【クイズ】世界で1番「汚い観光地」はどこ?
  • 7
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 8
    国民を本当に救えるのは「補助金」でも「減税」でも…
  • 9
    映画界に「究極のシナモンロール男」現る...お疲れモ…
  • 10
    クッキーモンスター、アウディで高速道路を疾走...ス…
  • 1
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いするかで「健康改善できる可能性」の研究
  • 4
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 5
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 6
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 7
    ウクライナ「ATACMS」攻撃を受けたロシア国内の航空…
  • 8
    電池交換も充電も不要に? ダイヤモンドが拓く「数千…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 7
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 8
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 9
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中