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寄木細工や加賀獅子、新たな文化体験へ...星野リゾート「界」が重視するCSV経営とは

2025年10月23日(木)16時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
「界 箱根」の「ご当地楽」

「界 箱根」の「ご当地楽」

<地域の文化と宿泊体験をつなぐ星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」。寄木細工、加賀獅子といった伝統に触れるプログラム「ご当地楽」を通じ、旅行者は地域文化を体感している。「ご当地楽」の体験者は延べ200万人を超え、CSV経営の象徴的な取り組みへと成長している>

日本企業のたとえ小さな取り組みであっても、メディアが広く伝えていけば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。そのような発信の場をつくることをミッションに、ニューズウィーク日本版が立ち上げた「SDGsアワード」は今年、3年目を迎えました。

私たちは今年も、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」は、地域の課題解決を目指すCSV経営を基盤に、伝統工芸品や文化の保護・継承を支援している。石川県にある「界 加賀」では、金継ぎ工房や体験型ラウンジを通じ、宿泊者が地元の伝統文化を体感できる環境を整えている。

経済価値と社会価値を両立する「CSV経営」で、地域課題の解決を目指す

「CSV(Creating Shared Value)」とは、企業が営利組織として利益を追求しつつ、同時に事業の中で社会課題の解決に取り組むための考え方だ。昨今、企業におけるSDGs達成の手段として注目を集めている。

日本全国でリゾート施設を運営する星野リゾートは、CSV経営を重視し、「ホテルと地域は一心同体」という考えのもと、各施設で地域の課題解決を目指すさまざまな活動に取り組んでいる。

日本の各地域が抱える課題の一つとして、伝統工芸品や伝統文化の継承が危機的状況にあることが挙げられる。生活様式や社会経済の変化、安価な類似品の流入によって、伝統工芸品の需要が減少していることで、生産額や従事者数が減ってきているのだ。

この課題にフォーカスした取り組みを行っているのが、星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」だ。全国にある23施設で、伝統工芸や伝統文化の継承を支援する取り組みを推進している。

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「界 箱根」の温泉大浴場

「その土地の伝統文化や伝統工芸などを温泉旅館のおもてなしに活用し、『界』が旅行者と地域を繋ぐ架け橋になることで、次の世代に継承されることを目指しています。地域の魅力が高まることは、ホテルの業績にも直結します」と、星野リゾートグループ サステナビリティ推進担当の小泉真吾氏は語る。

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